ちいさいものおき

普段考え感じることは、ほとんどが忘れていってしまうものばかり。けれど中には、ちょっととっておきたいものも、やっぱりあります。そこで、「今」の「自分」が考え感じることを置いておけるような、「ものおき」があったらいいなあと考えました。たくさんは入らないものおきに、小物をいくつか並べたり、大物を入れるために整理したり。 ずっと隅っこにあったものに気づいて、久しぶりに眺めたり。 ちいさいからこそ、一個一個を見つめ直して吟味する。 統一感は特にない。そんな感じの「ちいさいものおき」を想像しています。

見えなくてもいいのに

イベントや企画に合わせてつくられたLINEのグループ。
そのイベントが終わった瞬間、一言を残して、メンバーが次々と抜けていく。

少し寂しい気持ちになる。
あの寂しさはなんだろう。

別にそこだけでつながっているわけではない。
仲間は仲間としての関係が続いていくのだから、それは関係性が途絶えることを意味するのではない。
イベントが終わるときに締めの挨拶はだいたいするものだから、それで十分じゃないのか。

ひとり、またひとりと抜けていくのが見えてしまうと、なんとも寂しい。
直前に発した「ありがとうございました!」の言葉さえも、まるでその場を脱するための目くらましのようだ。
ああ、こんなの見えなければいいのに。

携帯の容量を確保するために、人としての器量を減らすようで。
ちょっと悲しいよなあ。